木部の塗装

日本では、非常に多くの家屋で木材が使用されています。

構造のみが木材の家もあれば、外部の一部のみ木材を使用した家、

外部全体に木材を使って木材の意匠性を最大限に活用したロッジタイプの家など、

さまざまありますよね。

木材独特の風合いは、クラシカルで温かみがあり、今でもとても人気です。

新築家屋でも木部分を大きく取ったスタイルの家がたくさんあります。

しかし、木材はサイディングやモルタル、コンクリートやトタンとは違って自然のもの。

つまり、木材自体が呼吸をし、水分を含んだり乾燥したりすることで伸縮します。

そのため、外壁塗装を行ったとしてもすぐに劣化してしまい、

何度も塗装のし直しが必要になります。

たとえ、業者が手抜きせずに丁寧に塗装を行っていたとしても、です。

木部の劣化のサインは、塗料の剥がれです。

剥がれた部分を放置してしまうと、そこから雨水が侵入し、

カビや藻が発生し腐ってしまいます。

さらに放置してしまうと外壁塗装だけではカバーしきれず、張り替えが必要になります。

十分に注意しておきましょう。

外壁塗装の目安としては施工後2~3年。

非常に耐久性が低いですが、天然素材であるため仕方がありません。

木部塗装の工程は、高圧洗浄で埃やゴミ、小さな剥がれを除去し、

その後ケレンなどの下地処理を施し、下塗り・中塗り・上塗りをして完了です。

木部塗装の重要なポイントは、ケレンと塗料の選択です。

中途半端なケレンをしてしまうと、下塗り塗料の密着性を大幅に下げ、

もともと低い耐久性をさらに低くしてしまいます。

旧塗膜をすべて除去するのは時間もコストもかかるのでおすすめできませんが、

剥がれている部分のみのケレンだけでは不十分だと思ってください。

また、塗料はさまざまで、

木目をカバーして塗装するウレタン樹脂塗料や「ペンキ」と呼ばれる合成樹脂調合ペイント(SOP)、

木目の意匠性を表に出すクリアー塗料、

化学物質を使用していない自然塗料、

腐敗に強い防虫防腐塗料、

木部に浸透して紫外線や雨に強い木材保護着色塗料などがあります。

劣化状態やコストなどを考慮した上で、

もっともご自宅の木材部分に適した塗料を選ぶのが耐久性アップのポイントです。

おすすめとしては、木材の伸縮性に対応する木材保護着色塗料などの「浸透型」塗料です。

ただ、先にもお伝えした通り、

木部塗装はすぐに再塗装が必要になります。

耐久性、コスト面を考えると、サイディングなど別の外壁素材に張り替えるのも一つの方法です。

サイディングであれば、木材を使ったような風合いを出すこともできます。

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