トタンの塗装

築30年以上経過する日本家屋の外壁によく使用されているのがトタンです。

トタンは、亜鉛メッキ鋼板でできた外壁素材で、耐熱性や耐火性が高いことで有名です。

現在では、トタンは新築家屋に使われることはほとんどなくなったものの、

まだまだ使用されている家屋がたくさん存在します。

トタンは、その性質上、劣化を放置してしまうと欠損してしまい、

住宅そのものの耐久性を大幅に下げてしまう可能性があるため、

定期的なメンテナンスが必須です。

適切なタイミングで補修を行うことで、大幅に耐久性をアップさせることができます。

補修は、施工から5~6年程度経ったときに行うのが理想ですが、

それ以前であっても、錆が生じていたり、チョーキングが始まっていたりするのであれば、

補修を依頼するようにしましょう。

現時点で、前回の施工以降8年以上経過している場合は、

張り替えなどの大規模な補修が必要になる可能性もあります。

すぐに確認するようにしてください。

トタンの外壁塗装は、高圧洗浄をしたのち、

下地処理、下塗り・中塗り・上塗りとするのが一般的ですが、

他の外壁塗装と違うのは、下地処理と下塗りに重点を置くところです。

下地処理では、外壁部分のケレンを行い、余分な錆を落としたり、

下塗り塗料の密着性を上げるために敢えて傷をつけたりしますよね。

トタン塗装では、このケレンを非常に入念にする必要があるのです。

なぜなら、トタンの素材は亜鉛メッキ鋼板であるため、

高圧洗浄や簡単なケレンでは錆や汚れを完全に除去することができないためです。

そして、トタンにはそもそも凹凸がないので、

少しの錆や汚れが簡単に塗膜剥離を起こしてしまうからです。

ケレンは、使う工具や仕上がり状態によって1種~4種に分類されていますが、

トタン塗装ではサンドペーパーなどを使う4種、もしくは電気工具を使用する3種ケレンが行われるのが一般的です。

そして下塗りですが、鉄部が錆びやすい性質上、必ず「錆止め塗料」を使用します。

錆止め塗料には「一般錆止め塗料」、「シアナミド鉛錆止め塗料」、

「エポキシ樹脂錆止め塗料」がありますが、

もっとも防錆効果が高いエポキシ樹脂錆止め塗料の使用がおすすめです。

塗装業者に依頼するときには、

エポキシ樹脂錆止め塗料の取扱いがあるかどうかを確認しましょう。

また、トタン塗装で気をつけたいのが塗装時期。

気温が5℃以下もしくは湿度が85%以上となる季節、つまり冬や夏は避ける方が無難。

無理に施工してしまうと、塗料が乾きにくかったり、逆にすぐ乾いてしまってムラになったり、

ということが考えられます。

耐久性にも関わるため、できるだけ春か秋を選びましょう。

ただ、春や秋は工事が集中するので少々価格が高くなります。

しかし、本来の耐久年数に満たないうちに再塗装しなければいけなくなるよりかはマシです。

先々のことも考えて塗装に踏み切るのが、長持ちさせるコツです。

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